フロンティアはあなたの中に

21世紀になってはや10年。世界の活力がアメリカやヨーロッパから中国やインドへとゆっくりと移りつつあることを私たちは感じるようになりました。しかし、新しい時代の主役になりそうな国の中でもインドは、日本にとって歴史的につながりが薄く、日本では知識や経験の蓄積があまりありません。

これは、これからの日本にとってとても素晴らしいことだと言えます。過去にとらわれず、新しい関係を築いていくことができるからです。私たちは、ある時代の争いがその先何世代にもわたる禍根を残すことを歴史から学んでいます。また、よきにつけ悪しきにつけ刷り込まれたイメージはなかなか取り払えないことも知っています。

日印が今後どのような関係を築いていくかは、今インドにかかわる私たち一人ひとりにかかっていると言っても過言ではありません。私たちが話すインドの経験、インドの情報が少しあとからインドにかかわる人々のインド観に少なからぬ影響を与えるでしょう。また、今の日本人の振る舞いが、インドにおける日本観を作っていくことでしょう。

とはいえ、インドやインド人というのは、日本や日本人の感覚と違うことも多く、非常に苦労を強いられる国でもあります。特に会社を背負い、インドでの日系企業や日本のイメージも代弁することになるビジネスマンの苦労は大変なものでしょう。

 インド総研では、そうしたビジネスマンの皆様を新しい日印関係、新しい世界構築の主役と考え、より多くのエネルギーを本来業務に割いてご活躍いただくためのお役に立ちたいと考えています。また様々な立場の様々な視点を持った方々の経験もご提供いただける場を作り、一言ではくくれないインドの様々な側面を分かち合うことで、それぞれのインド観を深めていただきたいと思います。

また、インドに興味を持ち、インドのことを知っている日本人が増えることはとても大事なことです。幸い、インドは歴史も古く文化も社会も非常に複雑多様な国で、興味の尽きることはありません。より多くの人に興味を持っていただけるような活動も行っていきたいと考えています。こうしたことを念頭に、私たちも倦まずたゆまず歩み続けて参ります。

  自宅にいながら航空写真で地球の隅々まで見られるようになった現在、地上にフロンティアはなくなりました。しかし国と国、人と人との関係、そして個々人の中にはいつでも無限のフロンティアが広がっています。一人ひとりが自分の中のフロンティアを開拓し成長することで、世界はどこまでも大きくなるに違いありません。ご一緒にインド、そして自分というフロンティアを開拓しましょう。そして、それぞれの滝を登り、天駆ける龍になりましょう!

2010年8月15日

合同会社インド総合研究所

代表 西田 夏代

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